子供の頃小学校の図書館で見たあのグランドキャニオン、そしてヨセミテ渓谷のグラビア。。。当時日本のテレビで放映していた『ララミー牧場』などの西部劇、そして60年代の映画などに強く影響され、「俺は将来絶対アメリカに行くんだ!」といつも思っていた子供時代。。。 できれば自分のお金でなく、『お金を貰いながらアメリカに行けたら最高だ!』なんて子供心に密かに思っていた。
その後回り道はしたが、1986年〜1987年の1年間(デトロイト及びワシントンDC)と、そして1991年から現在に至るまでの16年間(西海岸サンディエゴ)、合計17年間を既にこのアメリカで暮している。 アメリカは「自由の国」である。 我々日本人にとっても実に暮らし易いのだ! 気候、食事(勿論和食)、住宅環境、行政と言いすべての点に於いて快適且つリーズナルブルである。 あのうだるような「梅雨そして蒸し暑い夏」もこの国にはない。 国土もとてつもなく広大である。(日本の国土とカリフォルニア州がほぼ同じ面積であるから、いかにアメリカと言う国が広大か。)
1995年秋、米国駐在員として当地に勤務していたが、本社が倒産し日本への帰国命令がでた。 人生の一大転機である。 素直に会社の命令に従い日本へ帰国するか、それともこのアメリカに自分の残りの人生を掛けてみるか、と随分悩みに悩んだが、結局選んだのは後者。 一旦日本へ帰国し、退職手続きをとったあと1ヶ月後には再度アメリカに舞い戻った。 1995年、秋も深まった頃である。
心機一転、このアメリカの大地で『ゼロからのスタート』となった。 それまでビジネスなどやったこともなく、言葉も文化も風習も違う異国でのビジネス展開は毎日が試行錯誤の連続であった。 今までサラリーマン生活をしていて気づかなかった事、世の中の仕組み、お金の有り難さなどなどいろいろと頭ではなく、体で解ってきた。 長い外国暮しで感じることは多々あるが、どうしても今住んでいる国と自分が生まれ育った「祖国日本」とを比べてしまう。
例えば「牛肉」。 昔牛肉はとても高価だった。 当時(もう約30年ほど前になるが)日本で食べることの出来たアメリカの牛肉はあることはあった。しかし、「固くてまずくあまりイメージが良くなかった」。 だからアメリカの牛肉は、実際にアメリカにくるまでは「まずく美味しくない!」と言うイメージがあり、「アメリカ人って可愛そう! 日本人に生まれて良かった!」なんて勝手に思っていたのだ。。。 実際にアメリカに来たら、マズイどころか日本の「神戸牛」や「松坂牛」に勝るとも劣らない美味しい牛肉がいっぱいあるではないか。 しかもずっと低価格で売られているのだ!。
「これはいったいどういうことなのだ!」と思った。 日本の畜産農家を保護するため、輸入肉はあえて不味いものを輸入し、消費者に悪印象を植え付けようとコントロールしていたのではないかと疑いたくなるようなそんな背景があったように思う。 安くてうまいものがあれば、たとえそれが海外からであろうと購入したいと思うのは消費者の切なる願いである。 『ハーレーパーツ』しかりである。 今後インターネットが発達するにつれ、さらに世界がより狭くなるだろし、消費者はよりスマートにならなければならないと思う
日本も豊かな国のひとつではあるが、アメリカはもっと豊かである。 この豊かさ便利さを誰もが享受しているが、場面が日本へ移った途端、何だか状況が変わってくる。 実にシステムが違うからだと思う。 私共は消費者の利益を損なうシステムや規制に対し断固反対し、微力ながらもその障害を乗り越えて行きたいと思っています。
代表取締役 上村 亘


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